徳島におけるキャリア支援の専門家キャリアコンサルタントのオシゴトコラム お仕事に関する情報はもちろん、徳島の楽しい情報などをお届けします。
2021年6月26日 徳島県での転職に活用できる媒体
こんにちは。
キャリアコンサルタントの福山です。

この「あわジョブ」も1つの地域特化型の求人媒体になりますが、
徳島県で転職活動する際にどんな媒体が活用できるのか、整理してご紹介したいと思います。

なお、今回は、転職活動を中心に、正社員での中途採用に絞ってお届けします。
新卒採用や、パート・アルバイト等の仕事探しとはやや趣が異なりますので、ご了承ください。


|| 求人サイト各種

総合サイト
 リクナビNEXT、マイナビ転職、doda、エン転職…等、勤務地や職種等で検索するタイプのオーソドックスな求人ポータルサイトです。
 自分のプロフィールを登録しておくことで、逆にスカウトを受けられるサービスもあります。

※各サイトの徳島県内の求人取扱い数は、
 あわジョブのコラム「最新!求人サイト情報」をご覧ください。


特化型サイト
 IT、建設、医療・介護、保育…等々、業界や職種に特化したサイト、それから、この「あわジョブ」のように地域に特化したサイト、また、「ビズリーチ」などハイクラス求人に特化したサイトもあります。
 徳島特化としては、あわジョブのほか、IT系のTurnUp徳島などがあります。
 各分野の特徴に関連する情報が充実していたり、求人項目も特化サイトならではの情報が掲載されていたりします。


オファー型
 前述の各サイトにもスカウト機能がついているものもありますが、自分の価値に自信がある人には、
 自分の市場価値を分析して、企業からオファーが届く「ミイダス」(doda運営のPERSOL提供)や、
 自分のキャリアを見て、企業にオークション入札してもらう「キャリオク」(ソフトバンク系イーキャリア提供)といったサービスもあります。


アグリゲーター
 indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索…等、求人検索エンジンとも呼ばれ、元来はネット上の求人情報を検索するものですが、各サイトに直接投稿された求人もあります。
 各種の求人サイトの求人情報やハローワークインターネットサービスの求人などもクローリングされているので、幅広く求人を探すには適しています。



|| 人材紹介会社(転職エージェント)

 厚生労働省の許可を得た民間の職業紹介事業者のことですが、自身の経歴や希望条件を登録しておくと、条件にあう求人を紹介してくれます。
 求人票だけでは分からない企業の詳細状況なども教えてくれることがあり、応募に向けての日程調整や、応募書類の添削、面接練習等のサポートも受けられます。
 在職中で転職活動に時間がとれないときなど有効です。

 徳島県内の人材紹介会社は、厚生労働省の人材サービス総合サイトで検索できます。
 配膳サービスや家政婦紹介も職業紹介事業に位置付けられ、県内約150もの事業所がありますが、紹介実績など確認するといいでしょう。
 あわジョブを運営している(株)アステートも人材紹介会社の1社になります。

 人材紹介会社が取り扱う求人は、各社のホームページなどでも公開されていますが、マイナビ転職エージェントサーチや、イーキャリアFAといったポータルサイトにも掲載されている場合があります。



|| SNS(ソーシャルリクルーティング)

 「Facebook」や、ビジネス系の「Wantedly」「LinkedIn」といったSNSも転職活動に役立てられます。
 実際の求人情報の掲載があるほか、企業のイベント情報や新商品情報といった広報もあり、SNS上で企業とコミュニケーションを図りながら、関係性を深めていくアプローチが可能です。



|| その他

 従来は、ハローワークの窓口での対面相談や、求人誌や新聞広告といった紙媒体も有効でしたが、ネットへの移行等で縮小傾向のようです。
 ハローワークはインターネットサービスも充実していますし、求人誌も徳島では、Qスタイル、てんまが、ARPAの3誌になりますが、いずれもネットと併用になっているようです。(求人はアルバイト関係が多いようです)
 新聞に関しては、徳島新聞で3行程度の紙面内の求人広告欄や折込広告が活用されますが、本格的な転職活動にはあまり適さないかもしれません。


以上、媒体も多様化していますが、自分に合ったものをご活用ください。


2021年6月4日 就職・転職活動に適した時期
こんにちは。
キャリアコンサルタントの福山です。

今回は、中途採用の就職・転職に適した時期、求人数の多い時期はいつなのか?
ということについて、お伝えしたいと思います。


新卒採用の場合、3月1日が広報解禁、6月1日が選考解禁というように、一定のスケジュールがあります。

それに対して、中途採用の場合は、明確なスケジュールがないので、いつ頃求人が多く出て、それに向けていつから準備をすればいいのか、キャリアコンサルタントとしての経験上の主観も入りますが、参考になれば。


|| 求人の多い時期

■ 2月~3月
 4月の年度はじめに向けて1年で最も求人が増える時期です。
 新卒入社・人事異動や、公的機関の臨時職員など有期雇用の契約更新のタイミングでもあり、人の出入りが激しくなります。
 ライバルの求職者も増えますが、求人の選択肢も増えるという大きなメリットがあります。

8月お盆明け~9月
 企業においては、4月の年度始めに次ぐ、10月の下期開始の大きな節目で、夏季休暇が過ぎた頃から求人が増えます。
 
5月GW明け~6月
 4月に入社・異動した社員が新しい環境に馴染めなかったり、いわゆる五月病などでGW前後で離脱するケースがあり、その補充が行われます。
 また、夏のボーナスをもらってから退職しようと考えていた人の退職意向が示されて、その補充としても、求人が増えると言われています。

10月~1月(短期求人)
 年末年始は企業も慌ただしく、採用活動はあまり行われないとも言われますが、この時期は短期の繁忙期対応の求人が増えます。
 年末までの仕事や、年度末までの仕事など、期間限定業務が多くなります。


|| 就職活動に適した時期

 理想としては、求人が多くて求職者が少ない時期になりますが、離職者が出るから求人が出るわけで、それぞれ多い時期・少ない時期はほぼ重なります。
 求人の選択肢の多さを優先するか、選択肢が少なくなってもライバルの求職者が少ない時期を優先するかは、個々の判断になるかと思います。

 細かな話をすると、4月の新年度に向けた求人が多いですが、重宝されるのは3月中に入社できる人かもしれません。なぜなら、3月末で退職する人との引継ぎ等の関係で、4月1日入社ではなく、3月中に入社してもらえる人が望まれることもあるからです。早めに動きがとれるように身を空けておくのも得策かもしれません。

 それから、求職者の傾向としては、小学生のお子さんをもつ方など、夏休みが終わるまでは仕事探しを手控えたり、特に徳島では、7月頃になると、気持ち的に阿波踊りが終わってから探そうとなる人も多いように思います。この時期、求人も少ないですが、ライバルも少ないチャンスの時期ともいえます。
  

|| 就職活動を始める時期

 離職中の方は、上述の求人の多い時期なども参考にしながら、早く仕事に就くのを優先して、都度都度の求人を探して活動されるといいですね。一方で、現在のお仕事を続けながら転職を考えている方は、退職手続き等もあるので、注意が必要です。
 一般的に、転職希望先に応募してから、書類選考に1~2回の面接選考、それから内定が出るまでの期間(一般的に最終面接から1週間以内)を考えると、転職が決定するまでに約1ヶ月かかります。内定が出てから現在の勤務先に退職申出をするとしたら、そこから退職まで1ヶ月程度は必要になりますので、入社希望日の2ヶ月前には具体的な応募等の転職活動は始めておく必要があります。

 ex.Uターン転職の一例
  ・年末年始:帰省時に家族と相談、
        地元の人材紹介会社に登録
  ・1月:求人の情報収集
  ・2月:応募・選考、
      内定を得たら月末までに退職申出
  ・3月:引継ぎ、引越し、退職
  ・4月:Uターン入社


転職やUターン・Iターンなどについて、個別のご相談がありましたら、私の方でもキャリアコンサルタントとして承りますので、
あわジョブ運営のアステートを通じてお気軽にお問い合わせください。
最近の求人傾向としては、営業系の求人が増え始めたのと、相変わらずIT系のエンジニアや製造技術者等の専門職が随時募集で出ています。事務系職は急募案件が多いように思います。参考まで。


2021年5月23日 五月病への対処法 こんにちは。
キャリアコンサルタントの福山です。

今回は、季節柄、五月病への対処法について、お伝えします。
今年は特に、新型コロナに、観測史上最も早い5/15の梅雨入りに、この時期、何かと気が滅入りやすい状況かと思います。
ぜひ参考になさってください。


五月病とは

そもそも「五月病」とはなにかというと、
4月は、新卒入社等の就転職に人事異動と、新しい環境で仕事に就く方が多くなりますが、
この生活環境、仕事内容、人間関係等の変化への適応が上手くいかず、体調を崩したり、やる気が起きなくなったり、ちょうどゴールデンウィーク頃に心身に不調があらわれる状況を言われます。

正式な病名ではなく、五十肩みたいな俗称になりますかね。
医学的には、適応障害とか、抑うつ状態などの病気に関係があるとされることが多いようです。


五月病の対処方法

多くは一過性の症状で、適度な休息で改善されることがほとんどですが、
基本的にストレスを溜めないようにすることが大きなポイントとされます。

①バランスのとれた食生活
 不規則な食生活、偏った食事は控え、脳内の栄養不足、特に感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」が不足しないようにしましょう。
 抗ストレスビタミンとも呼ばれる「ビタミンC」の摂取を意識してもいいと思います。

②質の良い睡眠
 睡眠は疲労回復の基本で、重要な役割を果たします。
 就寝・起床の時間はあまり不規則にならないようにし、寝る2時間前までに食事を済ませたり、寝る直前にテレビやパソコン・スマホを見ないようにしたり、睡眠の質を上げるようにしましょう。
 もし不眠症などでお悩みの場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

③仕事を離れた趣味や運動
 オフの日など、仕事のことは忘れて、好きなことに時間を費やしましょう。仕事から解放されているという実感が、仕事への意欲も高めます。
 趣味を介した仕事外のコミュニティーでの交流は、新たな人間関係を生み、気持ちの幅も広がります。体を動かすこともおススメです。ウォーキングなどの有酸素運動は、感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促します。

④親しい人との会話や笑うこと
 職場の同僚や同期、友人や家族などと話すこと自体がストレス解消になったり、話しているうちに気持ちが整理されたり、課題の解決策のアドバイスがもらえることもあります。
 また笑うことによって、自律神経のバランスを整えたり、免疫力を正常化する効果もあります。

⑤自分にやさしい思考パターン
 折れない心とか、回復力・適応力といった意味合いで「レジリエンス」というキーワードも注目されていますが、自分の思考パターンを知り、少し考え方を変えてみることでストレスをためにくくなることもあります。
 同じ環境で同じ事象に遭遇しても、ストレスを感じる人、感じない人がいるのは、この違いによるものです。完璧主義や白黒ハッキリさせたい思考、「~すべき」思考の傾向が強い方は、過度に自分を追い込んでしまっているケースがありますので気をつけましょう。リフレーミングなど、違った枠組みで物事を見てみるのもいいかと思います。(ex.コップに半分の水が入っているのをみて、「あと半分しか」「まだ半分も」のどちらで捉えるか)


人材サービス会社の活用

あわジョブ運営元のアステートなど、人材サービス会社を介した人材派遣や人材紹介により仕事に就いた場合は、
就業開始直後や、1ヶ月経過時等、五月病と同様のストレスを抱えやすい時期の相談対応等、人材サービス会社が適宜サポートしていて、上記の対処法の④の一端も担っているかと思います。
また、キャリアコンサルタントの私もそうですが、人材サービス会社では、無料のキャリアコンサルティングも実施していて、上記の⑤の支援も可能です。
単に仕事を探す手段としてだけでなく、スムーズな職場への適応や、サポート機能も持ち合わせた機関として、活用するのもいいかと思います。


1日24時間のうち3分の1は仕事に費やしているので、楽しく長く働き続けられるよう、様々な対処法を知っておきたいですね。


(参考サイト)
こころの耳(厚生労働省)「五月病」とのつきあい方
協会けんぽ「未然に防ぐ五月病対策」


2019年3月6日 有給休暇の取得義務化(2019年4月~)
こんばんは。
キャリアコンサルタントの福山です。

最近ニュースでもよく取り上げられるようになりましたが、今日は、2019年4月の施行まで1ヶ月をきった「有給休暇の取得義務化」についてご紹介します。

有給休暇とか年休とか有給とか、いろんな言い方がありますが、正式名称は年次有給休暇


労働基準法で、半年以上継続して雇用され、全労働日の8割以上出勤することで、基本は10日の付与が定められているものです。
その後、勤続年数により付与される日数が増えたり、企業によっては法定以上の付与をするところもあります。

ちなみに、雇用形態に関わらず、契約社員でも派遣社員でも、パート・アルバイトでも、要件を満たせば付与されます。
(週所定の労働日数が4日以下の場合は、比例配分になります。)
詳しくは、徳島労働局HPを。



そんな年次有給休暇ですが、権利としては労働者に与えられているものの、実際には職場の雰囲気等々で、なかなか取得しづらいケースもあるようで、日本は世界的にみても有給取得率が低いとされています。

これを働き方改革関連法の成立により取得促進を図ろうとするもので、具体的にはこの2019年4月から、10日以上付与される人に対しては、そのうち5日に関しては確実に取得できるよう企業側に義務が課されるようになりました。

もともと年に5日以上取得されている方は特に意識される必要はありませんが、
あまり使っていない、使えていない方に対しては、企業側は労働者の意見を聞いて取得時季を指定するなど5日は取得させる義務を負い、違反時には罰則も設けられています。
※企業向けですが、厚生労働省の「わかりやすい解説」も参照ください。

法律でも規定されたので、周囲に気兼ねなく休む時は休み、しっかりリフレッシュして、仕事にも前向きに取り組んでいきたいですね。











2019年2月18日 業界研究の分類
こんばんは。
キャリアコンサルタントの福山です。

3月1日の解禁を控えて、学生さんの就活も慌ただしくなってきましたが、今回は業界研究について少しご紹介したいと思います。

キャリコン的には、キャリア形成の6ステップで、「自己理解」に続いて2番目に出てくる「仕事理解」の領域ですね。
就活でも、最初に自己分析があって、それから、業界研究、企業研究とか言われます。


業界の分類の仕方として、ハローワークなどでは、日本標準産業分類が用いられて、大分類で20に分類されていますが、
初めて社会に出る学生さんの就活においては、もう少しシンプルに8分類で考えることが多いです。

1.メーカー
2.サービス・インフラ
3.商社
4.ソフトウェア・通信
5.流通・小売
6.マスコミ・広告
7.金融
8.官公庁

これが、大分類という感じで、
ここから、例えば、「1.メーカー」の場合は、食品メーカー、機械メーカー、自動車…と中分類に分かれていって、
それぞれの業界に実際にどんな企業があるか、というのを見ていくことになります。

ちなみに私も関わる人材派遣、人材紹介といった人材サービスは、「2.サービス・インフラ」に該当します。
これがハローワークでキャリアコンサルタントとして相談業務につく場合は、「8.官公庁」になりますかね。

まずは、こんな感じで、どんな業界があるのか全体像を知ったうえで、興味のある業界を掘り下げて見ていくというのも一つのやり方です。

ま、参考まで。

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