徳島におけるキャリア支援の専門家キャリアコンサルタントのオシゴトコラム お仕事に関する情報はもちろん、徳島の楽しい情報などをお届けします。
2017年12月13日 パート社員という働き方
こんばんは。

先月、「人材派遣という働き方」というコラムを書きましたが、
今日は、「パート社員」について取り上げたいと思います。


パートタイム労働者とかパートタイマーという言い方もありますが、

定義としては、
「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」のことで、
「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律(いわゆる「パートタイム労働法」)」の対象となっています。


ちなみに、前回の人材派遣のコラムのときに、正規・非正規、様々な雇用形態の話もしましたが、
実は、正社員に次いで多いのがパート社員だったりします。


直近、2017年10月分の労働力調査を見ると、

・正規職員 3,485万人
・パート  1,003万人
・アルバイト 412万人
・契約社員  291万人
・派遣社員  136万人
・嘱託    118万人

となっています。



◆ 特徴 ◆

定義の通り、「短時間」の働き方というのが一番の特徴で、
育児の関係などライフスタイル的に時間を限定して働かなければならない人に適しています。

また、これは「パート」という名称に関わらず、厳密には勤務条件によりますが、
週30時間未満(大企業は20時間)とか年収130万未満といった条件を満たすことで、
自身で社会保険に加入せず、扶養内で働けるというのも特徴的です。

将来の年金受給など考えると損得は分かりませんが、
保険料控除がない分、目先の手取り額としては多くなります。


◆ 待遇 ◆

給与は主に時間給制で、正社員よりも低く、派遣社員と比較しても低いことが多いようです。
現在、働き方改革の一環で検討されている「同一労働同一賃金」の具体化によって、変わってくる可能性もあります。

労働日数等にもよりますが、条件を満たせば、パートの場合でも年次有給休暇は発給されます。

雇用期間は、ケースバイケースですが、雇用期間の定めのない(無期)形態もみられます。

社会保険(健康保険・厚生年金)は、上述の通り、勤務時間等により、未加入となるケースが一般的ですが、
雇用保険は、週20時間以上の労働時間で、期間が31日以上の就業であれば加入となります。


◆ その他 ◆

仕事内容としては、飲食店の接客業務や、オフィスワークの補助的業務などが多いですが、
補助に留まらず、時間が限られている分、その時間内に仕事を仕上げなければならないと、正社員よりも高いパフォーマンスを見せる方もいます。



どんな働き方を選ぶかは個人の自由ですが、
厚生労働省は「多様な正社員」の導入を推進している印象で、「短時間正社員」制度がある企業もありますし、
同じ短時間でも、人材派遣という形態もあります。

仕事面、給与水準、契約期間など十分に確認して、どの働き方が一番自分に適しているか判断を!



2017年11月29日 働くときに必要な基礎知識
こんばんは。
キャリアコンサルタントの福山です。


仕事を探すとき、働いているとき、仕事を辞めるとき、…
働く上では様々なシーンにおいて、法令等に基づいたルールがあります。


基本的には、求職者・労働者を保護するための者ですが、
例えば、労働基準法では過重労働にならないように労働時間の制限が定められていたり、
最低賃金法で、給与の最低基準が定められていたり、


労働関係法制などとも呼ばれますが、
多岐にわたっており、意外と企業側でも知らないこともあるかもしれません。



詳しいことは、当局(徳島労働局・徳島労働基準監督署)や、
専門家である社会保険労務士に相談されるといいかと思いますが、

基礎的なことは知っておきたいものです。



厚生労働省のホームページに、

知って役立つ労働法~働くときに役立つ基礎知識~

と、分かりやすくまとめられているので、参考にご覧頂ければと思います。



結構、ボリュームもあるので、まずは、

これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A~

から読まれてもいいかと思います。


では。

2017年11月15日 「営業」の仕事
こんばんは。


今回も職種を切り口に、前回の「事務」の仕事に続いて、「営業」の仕事について取り上げたいと思います。


一応、私もキャリアコンサルタントで経営者もやっておりますが、前職も含めて長年営業に従事してきましたので。


事務の仕事は、徳島では女性を中心に人気が高い職種ですが、営業は決して人気が高い職種とは言えません。
学生の就活アンケートなどでも、不人気の部類に入っていたかと思います。

私も、入社時に希望して営業職になったわけではありませんでした。なぜか、その後もずっと営業でしたが(^^;


ノルマがきつそう、断られるのが嫌、接待が大変そう…、そんなイメージ(偏見?)もあるのかもしれませんが、
事務職にもいろいろあったように、営業職にもいろんな種類があります。


分類の仕方としては、例えば以下のような分け方があります。


■新規顧客開拓と既存顧客フォロー
 新規開拓はその名の通り、未取引先へのアプローチで、
 既存フォローは、既存取引の維持や売上額アップの対応など。
 ルートセールスも既存フォローにあたります。


■法人営業と個人営業
 営業の対象が企業や団体などの法人か、一般消費者か。
 一般消費者向けというと、例えば、自動車や住宅、学習商材など。


■有形商材の営業と無形商材の営業
 物を売るのか、サービスを提供するのか。
 例えば電気製品など目に見える物か、旅行や金融商品などのサービスか。
 

■プッシュ型営業とプル型営業
 営業者を起点にテレアポや飛込み訪問をするのがプッシュ型、
 展示会やWebを見て顧客起点で営業がスタートするのがプル型で
 反響営業という言い方も。



その他にも、提案営業、GNP(義理・人情・プレゼント)営業…等々、様々な営業手法や分類方法がありますが、

「営業の目的」とは、本来、扱っている物やサービスを売ることではなく、その物やサービスの提供を通じて、お客様の課題を解決するものかと思います。

それゆえに前職ではソリューション営業という言い方もありましたが、
決して押し売りをして嫌がられるのではなく、課題解決をして感謝される仕事です。



「営業の適性」としても、口が上手くて押しが強い人が必ずしもいいわけでもなく、
課題をヒアリングする能力や、解決策の提案力、さらには社内外の関係者も巻き込んだり調整力も求められます。

高度なスキルが求められる仕事で、かつ会社の業績にも直結する、非常にやりがいのある仕事ともいえます。



業界や会社によって、営業の流儀も違いますので、「営業」と聞いて敬遠するのではなく、
どういうスタイルの営業かを知ったうえで自分に向いているかどうか判断されるといいかと思います。



2017年11月8日 「事務」の仕事
こんばんは。
キャリアコンサルタントの福山です。


今回は、「職種」を切り口に、コラムを書かせて頂きます。

職種の分類方法も各種ありますが、例えばハローワークでは、総務省統計局の日本標準職業分類が用いられています。
職業紹介事業や労働者派遣事業の事業報告時にも使われていますが、以下のような職種分類です。(大分類)


A.管理的職業従事者
B.専門的・技術的職業従事者
C.事務従事者
D.販売従事者
E.サービス職業従事者
F.保安職業従事者
G.農林漁業従事者
H.生産工程従事者
I.輸送・機械運転従事者
J.建設・採掘従事者
K.運搬・清掃・包装等従事者



何回かに分けて各職種の仕事内容などご紹介していきたいと思いますが、
第1回目は、特に女性を中心に人気も高い「事務」のお仕事について。

上の分類上は事務従事者のなかに「受付」や「電話オペレーター」なども含まれますが、
ここでは、事務職として一般的にイメージされる「~事務」をご紹介させて頂きます。


■一般事務

 資料作成やファイリング、電話・来客対応、
 郵便物の仕分け…等
 基本的なPC操作とコミュニケーションスキルが
 あれば、特に高度な専門スキルは求められない
 ことが多い。


■営業事務

 営業担当者のサポート業務。
 見積書や提案書の作成支援。受発注処理や、
 在庫管理、顧客からの電話対応…等
 一般事務同様、特に高度な専門スキルは求め
 られないが、顧客対応の面などで、
 一定の応用力は求められる。


■金融事務

 銀行等の金融機関における事務の仕事。
 窓口対応と後方事務に分けられ、いずれも
 一定の金融知識が求められる。
 保険や証券業界の事務を保険事務、証券事務
 として、使い分けるケースも多い。


■経理事務
 
 経理部門で、経理・会計・財務に関わる仕事。
 請求・支払い等の出入金管理や伝票仕訳、
 帳簿作成から、月次・年次決算に係る業務、
 資金調達など銀行対応や、予算編成など。
 簿記の知識が求められ、対応業務によっては
 一定の経験も必要とされる。


■総務事務

 社内の設備・備品管理など庶務的な業務から、
 福利厚生の手続き、人事・労務管理的な業務、
 給与計算、保険手続き…等々、
 会社によって位置付けが異なってくる。
 (経理・人事と重なる)
 衛生管理者や社労士などの資格が活かせる。


■貿易事務

 商社やメーカー、運輸関係の会社において、
 輸出入に関する事務を行う仕事。
 輸出入通関手配、invoiceほか通関書類作成、
 運送便手配、関税・消費税納付…等
 貿易に関する専門知識が必要。


■現場事務

 建設現場における仮設事務所での事務の仕事。
 契約書類や図面の整備、電話・来客対応…等
 現場の進捗により業務内容は一定ではない。
 比較的男性が多い職場。期間限定の仕事。


■医療事務

 病院やクリニック、診療所でのお仕事。
 受付窓口での診察券確認や会計業務、
 レセプト(診療報酬明細書)の作成など。
 資格もあり、専門的な知識も求められる。 
 医療秘書、メディカルクラーク、調剤事務、
 介護事務などが比較的近い領域。



ざっと、こんなところでしょうか。

徳島でも、全体の有効求人倍率が1.40倍(2017年9月)と、売手市場の高水準で推移しているなか、
事務的職業は応募者も多いのか、倍率が0.52倍と、求職者からみると厳しい数値となっています。
(1件の求人に2人の応募があるイメージ)

これは、徳島に限ったことではないかと思いますが、結婚や出産を経て、土日が休みやすい仕事として、事務職人気が高いのかと思います。


同じ事務職でも、一般事務は0.40倍と更に低く、会計事務は1.17倍と高かったり、バラつきはありますので、自分の適性に合わせて何か専門知識を身につけてのぞむのもいいかと思います。



2017年11月2日 人材派遣という働き方
こんにちは。


これまで徳島に関連する情報をご紹介してきましたが、今日は、もう少し一般的な雇用形態に関することを。


雇用形態には、個人的にはあまり好きな表現ではないですが、正規雇用と非正規雇用があり、

[正規雇用]
正社員

[非正規雇用]
契約社員、パート、アルバイト、派遣社員、臨時、嘱託…

と分けられます。


これ以外では分類方法によりますが、役員、事業主、フリーランス…など。



このうち、今回は私も関わりの深い派遣社員(人材派遣)という働き方について、ご紹介したいと思います。



特徴 ◆

他の雇用形態と比べて一番の特徴(違い)は、雇用主が実際に勤務する会社ではなく、派遣会社となる点です。
間接雇用とも言われ、その関係で募集時の仕事内容の説明等が不十分になるのではという懸念もありますが、逆に、派遣会社だからこそ言える派遣先の評判や募集背景、人間関係等を知れることもあります。
また、何か困ったことがあった際に、職場の責任者だけでなく、派遣元担当者にも相談できるのも特徴です。(職場の当事者には相談できないこともありますしね)
 


待遇 ◆

比較対象によりますが、給与水準は、正社員に比べると低くなりますが、パートと比べると高いかと思います。
業務内容や諸条件は都度都度の契約内容に基づくため、正社員のような人事異動による転勤や業務内容の変更は原則ありません。
3ヶ月更新などの更新制で、期間の面での安定性に欠くのがパートとの違いです。
残業(時間外)手当や社会保険加入など、人材派遣会社は労働局の定期監査も受けており、法定通りの適正な対応が行われています。
各種保険加入のほか、年次有給休暇、定期健康診断など、派遣の場合でも条件を満たせば対応しています。



スキルアップ ◆

直接雇用ではなく、一時的な働き方というイメージからも、職場での研修などスキルアップの機会が乏しいと言われてきましたが、平成27年9月の派遣法改正で、派遣社員に対するキャリアアップ支援が強化されています。
派遣会社には、入職時、就業中のキャリアアップ措置の義務付けのほか、希望者に対するキャリアコンサルティングの実施が義務付けられています。
また、キャリアアップという観点では、正社員という働き方を望まれる方など、派遣を経て正社員登用という事案も増えています。
履歴書の見栄えや面接の印象ではなく、派遣就業時の実際の働きぶりで判断されるというのもいい点だと思います。
 


ちなみに、非正規雇用の割合が全体の3割以上と増えている印象があるかと思いますが、
非正規雇用のうち大半はパート(約50%)・アルバイト(約20%)で、派遣社員の割合は7%程度と結構少なかったりします。


まだまだ派遣という働き方に対する理解や認知度は十分ではないかもしれませんが、有効に活用できる働き方だと思います。

育児中とかライフスタイルに合わせた条件で働きたい方、社員へのステップとして考えたい方などぜひ!

[1]  < 前の5件3  4  5  6  7 次の5件 >