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採用面接で押さえておきたいポイント

2021年10月31日


こんにちは。
キャリアコンサルタントの福山です。

今回は、就職・転職活動に必須の面接選考に関する参考情報をお伝えします。

徳島では、筆記試験も少なく、面接が重視されるケースも多いように思いますが、ここでは、個人的に重視しているポイントをご紹介します。


|| 第一印象

基本中の基本かもしれませんが、身だしなみ、表情、立ち居振る舞いといったことから与える第一印象は重要です。
最初に好感がもたれることで、その後の面接の質疑応答も好意的に受け取られるという利点もありますが、例えば、特に身だしなみなどは、面接の緊張に関わらず準備できることで、それが出来てないのは面接に臨む姿勢としていかがなものか、とネガティブに受け取られる可能性があります。
応募の意欲や、仕事に向かう姿勢に疑問を持たれかねませんので、ご注意ください。

なお、第一印象を与える要素として、ビジネスマナーも大切ですが、細かい作法については、そこまで気にしなくてもいいかなと個人的には思っています。
ノックの回数、イスのどちら側に立つか、ポケットのフラップは出すか出さないか…等々、気にしだすとキリがないですが、実は教える人(団体?)によって、流儀が様々あります。挨拶の発声とお辞儀は同時にしない分離動作くらいは覚えておいていいかと思いますが、あとは相手に対して敬意を払うという意識さえもっていればいいのではないかと思います。
実際に必要なビジネスマナーは、入社後にその業種や職種にあったものを研修で学ぶ機会があるはずです。



|| 自分のことを伝える

面接の志望動機などで、なぜこの会社を選んだか、会社のいいとこばかり言ってしまいがちですが、企業が本当に聞きたいのは、応募者のあなたのことです。
会社のどんなところに魅力を感じたか、それを言われて悪い気はしませんが、それはお客様に言ってもらいたいことで、これから一緒に働く人としてはこれだけでは物足りなさを感じます。
なぜそれに魅力を感じたのか?それは、あなたがどんな価値観をもっていて、何をやりたくて、その仕事をするに相応しいどんな強みがあって、だから…といったことを伝える必要があります。

キャリアコンサルティングでも出てきますが、キャリア形成の最初のステップの「自己理解」のところです。大学生の就活とかでは「自己分析」と言われるところですね。これを十分に深められていると、説得力のある受け答えが出来ると思います。
 


|| 過去よりも未来のこと

過去の輝かしい実績や、いわゆる武勇伝をアピールする人もいますが、それだけだと自己PRにならない場合があります。
厳しい面接官だと、「それで?」と聞き返されます。要は、採用する側としては、今後どんな活躍してくれるか、どう貢献してくれるかを知りたいわけで、過去の実績は、その未来の話をする際の裏付けに過ぎないということです。
伝え方の問題ですが、こういう実績があるので、こんなことが出来ます!とまで言わないと伝わりません。実績を上げたことは評価されることですが、それにはどんな能力や努力が伴っていて、それを将来どう活かせるか、というところです。

逆にいうと、過去に目立った実績がなくても、未来に期待がもてる伝え方が出来ればいいわけです。さらに言うと、大きな失敗があったとしても、それをきっかけに未来に向けてポジティブな転換が図れていれば、PRとして活かすことも可能です。



|| 一緒に仕事をしたいと思える

どんな人を採用したいか?、社風やポジションによって異なるかと思いますが、共通して言えるのは、一緒に仕事をしたいと思える人かどうか、とよく言われます。
仮に能力が高くても態度が悪かったり、信用できなかったりすると、採用は躊躇してしまいます。
面接で、ついつい調子のいいことばかり言ってしまうと、本当かな?と疑念を持たれる恐れもありますので、正直に誠実に対応するのがベストです。
逆の立場で考えてみると分かりやすいかと思います。人事担当者ではなくても、同僚になる人はどんな人がいいか。

この点に関しては、面接だけでなく、適性診断などでもチェックされている場合があるので、何事にも正直に誠実に!



ここまで4つのポイントを取り上げましたが、面接対策に関しては、一人で考えてもなかなか難しいこともあるかと思います。
アステートなど人材紹介会社では、面接に向けての対策を一緒に考えたり、面接練習なども含めて、サポートさせて頂いておりますので、お気軽にご相談ください。